日銀短観【にちぎんたんかん】

 

日銀短観とは、日本銀行が4半期に1回発表している、国内企業の景気状況を調査し、まとめたレポートである。正式名称は「主要(全国)企業短期経済観測調査」という。

 

全国の企業に向けて、2、5、8、11月にアンケートを実施し、翌月の3、6、9、12月にその結果が発表される。

 

大企業・中企業・小企業などの企業の規模別や、製造業・サービス業などの業種別にアンケートが実施され、どの業界が景気が良く、どの企業が悪いのかが即座に分かるため利用価値も高い。

 

すべての指標の中でも、大企業の業況判断指数(DI)がもっとも社会に対する影響が大きい指標だと考えられている。

 

実際に、日銀短観の結果と株価の変動の関連性が高いことも指摘されている。直近の景気状況を占う意味では外すことの出来ない景気判断指標だと言えるだろう。

 

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