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追加投資

 

資産を効率良く運用するためには単利よりも複利でおこなったほうが良いことは前ページで紹介しました。

 

貯金をするときにも、長期にわたって小額の金額を積み立てていくのが普通なように、資産運用についても適宜、追加の投資をおこなうことが大切です。

 

例えば、先ほどの例では初期の投資資金100万円の場合を紹介しましたが、初期の投資資金のみを準備して、その後一切追加のお金を入れないということは通常あることではありません。

 

最初のお金にプラスして、適宜追加をおこなうのが普通だと思います。

資産運用の追加投資


【ケース1】追加投資をすると増え方はどうなるか?

初期の資金を100万円として、追加を一切おこなわず、10%で運用した場合の資産の推移は以下のようになることは前ページで確認しました。

1年後 2年後 3年後 4年後 5年後 6年後 7年後 8年後 9年後 10年後
110 121 133 146 161 177 194 214 235 259

 

 

しかし、この初期資金100万円に月々1万円の追加(年間12万円として計算)をおこなうと、
以下の図のようになります。

1年後 2年後 3年後 4年後 5年後 6年後 7年後 8年後 9年後 10年後
122 146 172 202 234 269 308 351 398 450

 

わずか月1万円追加で積み立てるだけで、

450万円−259万円−120万円(10年間追加投資した数)=71万円

71万円も複利の力で増えているのです!

 

資産運用には追加投資が大切と分かっていただけたでしょうか?

 

 

【ケース2】サラリーマン25歳が追加投資しながら資産運用したら

200万円の手元資金で株式投資を開始し、月々2万円の追加投資(年間24万円)をおこなって年利回り10%で運用したとすると、年次別の資産額推移は下図のようになります。

 

  5年後 10年後 15年後 20年後 25年後 30年後 35年後
資産額 468 797 1430 2451 4527 6739 11000
投資総額 340 440 560 680 800 920 1040

 

まず1番に注目して欲しいことは、実際の投資総額の約10倍に資産額が膨れているということです。
初期投資金額200万、年間追加額24万円は一般サラリーマンでも十分に可能な金額です。

 

現在25歳前後の人は、定年までに1億以上の資産を作ることはかなり現実的な資産設計だと言えます。

 

初期投資金額を多くしたり追加額を調整することによって、さらにスピードを速めることも十分に可能なのです。

 

追加投資についてもしっかりと考えたうえで計画を立てると、より効率の良い資産運用ができるでしょう。

 

次ページでは、エクセルを使って資金総額の推移を把握する方法をご紹介します。

 

 

 

 

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