パニック投資

 

 

パニック売りとは、企業が起こした軽い不祥事や、社会での話題に便乗して儲けてしまおうとおうという投資手法です。(←管理人が勝手に命名してます)

 

パニック投資

 

例えば、2008年の11月にあった、サイゼリヤの株価暴落がその例にあたります。
この暴落は、サイゼリヤで取り扱っているピザの中に有害物質メラミンが混入していたという事件です。

 

ただ、そうは言ってもメラミンが入っていたピザはサイゼリア全店・約770店舗中わずかな数の店舗です。

 

また、低価格を売りにする店舗では、このような事件が業績に与える影響は比較的少なく、業績の安定化も早いとされています。

 

しかし、このような事実にも関わらず、翌日の株価は大きく反応しました。
下のグラフが当時の株価の推移です。

 

発表の翌日から2日間にわたってストップ安が続いています。3日目に盛り返しはじめて、8日後には、ほぼ暴落前の水準まで回復しています。

 

サイゼリヤ メラミン混入

 

このように市場はニュースに過剰に反応する習性があります。

 

このニュースが企業の業績に与える影響の大きさを適切にはかることが出来れば、一時のパニックに乗じて利益を出すことが出来たかもしれません。

 

もともと上昇傾向の強い相場だったので、事件の内容を細かく調べ、業績への影響の大きさを事前に調査していれば、短期での回復は事前に予想可能でした。

 

社会の事件を細かく見ていれば、このような儲けのチャンスも結構あるものです。