景気が下向きの時
景気が下向きの時は当然株価が下がります。
景気の動向をつかむのは日経平均やTOPIXの推移を見れば簡単に分かります。
景気が悪化している局面では、業績が良い企業も悪い企業も全体として株価が下がる傾向にあります。
景気が悪化している」というと普通、あまり良いイメージは持ちません。しかし、株式投資においてはこれほど素晴らしい時はありません。
なぜかと言えば、景気が悪化している時は業績の良い会社の株価まで下がります。
一言で言ってしまえば、まさにバーゲンセールです。
良くも悪くも株式相場というものは景気に過敏に反応します。業績が前年に比べて2割しか悪化していないのに、株価が半分になってしまうこともあるほどです。
景気の後退はこの株価の下落に拍車をかけます。売りが売りを呼び、株価の下落が止まらない時というのが不況のときなのです。
景気が最悪の時に買っておいた銘柄の株価はもう上がるしかありません。
つまり、個人投資家にとっては絶好の買い場であるのです。
2008年末のサブプライムショックに端を発する世界同時不況はまさにこのような状態です。この不況は1919年の世界大恐慌以来の不況だと言われています。
今、資産運用を始めずしていつやるのかというような状況なのです。
不況は個人投資家にとって絶好のチャンスだとおぼえておくと良いでしょう。