株を買うタイミング
株の利回りはその株を買うタイミングでかなり変わってきます。
底値で買えば、当然利回りも良くなり、高値で買えばその分利回りが悪くなるのは今更説明の必要がないかもしれませんね。
例え同じ銘柄を売買したとしても、買う値段によって収益には大きな差が出てしまうのです。
「株ではじめる資産運用」ではしつこいように繰り返していますが、株を買うにあたっては
①本来の価値に比べて割安であること
②今後のその企業が利益をあげ続けることが出来る体質であること
という2つが最低条件です。決して、人気があるから、これからはやりそうな商品を作りそうな企業だからという理由で投資してもいけません。(わざわざ損をしたいのであれば別に構いませんが・・・)
今回は、この最低条件に加えて、「最高の売買のタイミングはいつか?」を考えてみようと思います。通常、この2つの条件が揃ったら、いよいよ株を買うタイミングを図ることになります。
例えば、いかに割安な銘柄を見つけても、全体的に相場が下げている(日経平均が下がり続けている)場合は、まだ買うタイミングになっているとは言えません。
もちろん、このタイミングで買ったからといって最安値で買えたかどうかはその時点では分かりません。しかし、少なくとも見つけた直後で売買した時よりかは安く買えたのは確かです。
このように、1回あたりの利回りを上げる努力が最終的に大きな差になってきます。
いかに割安な銘柄であると言っても、含み損を抱えた状態で長期間いることは精神衛生上良くないと私は思います。
別に株に限ったことではありませんが、何をやるにしても”焦り”は最も禁物です。
あせらず、じっくり売買のタイミングを図りましょう!
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