アセットアロケーション

 

アセットアロケーションとは資産の配分のことです。

 

いかに株式などに投資することが大切だと言っても、持っている資産の全てを株式投資にあてるのは賢明ではありません。むしろ暴挙です。

 

生活をしていくうえでは当然、現金も必要です。ぎりぎりの現金だけしか手元に持たないと、心の余裕も無くなってしまいます。

 

お金と言うものは不思議なもので、大概の場合、突然必要になることがほとんどです。もし、資産のほとんどを、株式に投資していたとしたら、そのような場合はどうなるでしょうか?

 

確かに、株式が含み益を抱えており、いつでも換金できる状態であれば問題はありません。しかし、一時的な含み損を抱えている状態(将来的には株価が元に戻ると分かっている状態)のときに、急にお金が必要になった時などは悲劇です。

 

株の損失を確定させなくてはいけないと共に、将来的な利益獲得のチャンスを失うことになってしまうのです。

 

アセットアロケーションを重視して考えれば、最低でも数か月分の生活費ぐらいは手元に現金で残しておく必要があるでしょう。

 

資産の配分は投資する金融商品(株・投資信託・金・債券)などによっても分けなくてはいけませんし、投資先(日本・アメリカ・中国・ヨーロッパ)などによっても分ける必要があります。

 

例えば、投資配分を全て日本の株式に向けてしまっては、日本が不景気になって、株価が低迷してしまうと、自分の資産がものすごいペースで無くなって行く事になります。

 

これではとても安定した資産運用ができているとは到底言えません。

 

理想的なアセットアロケーションには様々な意見がありますが、一般論として、自分の資産のうち2~3割ぐらいは日本以外の外国の金融商品を保有しておいたほうが良いようです。

 

2~3割を外国の資産で保有しておけば、万が一、日本が破綻して円の価値が無くなっても最低限の生活を少しの間にわたって続けることが可能です。

 

あなたも自分にとって最適なアセットアロケーションを見つけてください。