板の読み方を覚える
株を買うとき(売るとき)に値段の参考になるのが板(いた)と呼ばれるものです。
この板を読めるようになると株の売買がとてもスムーズになります。
板情報は証券会社の口座を開設して、ログインをし個別の銘柄の情報を見れば誰でも簡単にみることができます。
例えば、以下の板は2009年2月のある日の【7203】トヨタ自動車の板情報です。
左側の上部と右側に株の数量が並んでいるのがわかると思います。
左側の数字は「この値段で売りたい」という人、右側の値段は「この値段で買いたい」という人がどれだけいるかを表します。
それぞれの数字に書かれている数は、その値段でどれだけの株数の注文が出ているかを表します。
株の売買はある値段で売りたい人と買いたい人がいた場合のみ成り立つので、上の図の上体では売買は成立しません。
ただし、上のような板の場合であれば、一株につき3,190円出せば370,000株は買うことが出来ますし、3,200円であれば53,300株は売ることが出来ます。
銘柄によってかなり異なりますが、この板情報は刻々と変化を続けているので、売買が活発な銘柄については、つねに最新の情報を手に入れながら売買の決定をする必要があります。
また、成行注文の数量は板情報に反映されないので、この点についても意識しておくと良いでしょう。
このような買値と売値の指値情報を集めたものを「気配値(けはいち)」と言います。
買いが優勢の時は「買い気配」、売りが優勢の時は「売り気配」と呼ばれるのも覚えておくと良いでしょう。
一般的に買い気配のときは株価が上昇、売り気配のときは株価が下落していくことが多いです。
あなたが、自分の保有している株を売ろうと思い、板を見た時にあまりにも買いが強い状態はもう少し待てば株価がさらに上昇する見込みが強いかもしれません。(←絶対ではないことに注意してください)
- 株を売ってみるへ戻る
- 投資資金について考えるへ進む