労働力調査(完全失業率)
労働力調査は就業状況や失業率、失業者数を調べる指定統計です。総務省が毎月1回実施・公表しており景気状況を判断する経済指標として広く活用されています。
この調査は、日本国内の約4万世帯に住む、15歳以上の人約10万人を対象に実施されています。調査の対象は毎月、無作為に選定されています。
労働力調査で調査される項目は以下の3項目です。
・ 完全失業者
・ 労働力人口
・ 非労働力人口
完全失業者とは「働く意思はあるが、なんらかの理由で職についておらず、現在、就職活動をしている人」のことを言います。また、完全失業者数とは完全失業者の状態にある失業者の総数のことを言います。
労働力人口とは15歳以上の、なんらかの仕事についている者のことを言います。正社員に限らず、派遣社員や学生のアルバイト、主婦でパートをしている人など、仕事をしている人は全て労働力人口に含められます。
非労働力人口とは「仕事をしておらず、かつ働く意思が無い者」のことを言います。専業主婦や親からお小遣いをもらって生活している学生、定年退職者やニートなどはこちらに含まれます。