産業用大口電力使用量(電力需要実績)
産業用大口電力使用量とは、その名のとおり各種の産業のために使った電力をまとめたものです。電気事業連合会が毎月発表しており、電力事業連合会のホームページにいけば誰でも閲覧することができます。
企業が事業をおこなう時には想像を絶するほどの電力を使用します。自動車を製造するロボットから、サービス業の店内の照明まで、経済活動の中では、日々たくさんの電力が使用されているのです。
産業用大口電気使用量は、国内の企業が事業をおこなう時にどれくらい電力を使用しているかを大まかかにつかむことができるため、その使用量の合計を見れば、景気が良いか悪いかの判断に生かす事ができます。
また、その推移からは景気のゆくえをうかがい知ることができるのです。政府が発表する景気動向や企業が発表する事業報告と合わせて見比べると大変興味深いと思います。
私の個人的な使い方としては、電力統計のほうが企業の発表する事業報告よりも早く情報を手に入れることが出来るので、国内全体の景気がこの先上向きであるか、下向きであるかの判断の手助けとして利用しています。
地域ごとの電力使用量も把握できるので、各地区の景気もある程度は予想できるかも知れません。あなたなりの活用法を見つけてみてください。