どこで取引しているの?

 

五ヶ所にある全国の証券取引所

株を取引しているところのことを証券取引所と言い、日本国内には東京大阪名古屋福岡札幌5ヶ所に点在しています。

 

全ての証券取引所の中でも最も大きい市場が東京の東京証券取引所(東証)です。

 

大きさとしては東証の次に大阪証券取引所(大証)、名古屋証券取引所(名証)と続きますが、売買金額の総額のうち実に約90%を東京証券取引所が占めています。

 

東証の規模が圧倒的に大きいと言うことが分かりますね。

 

東証の後ろに1部、や2部とつくことがありますが、これは野球でいうところの1軍と2軍の違いと理解してください。サッカーの1部リーグと2部リーグの違いと言ったほうが分かりやすいかもしれませんね。

 

業績の選手やチームでないと、1軍や1部にいられないのと同様に、株式市場においても1部と2部は明確な基準によって分かれています。

 

もちろん、業績が良くなれば2部から1部に格上げになることもあります
(この時は株価が一気に跳ね上がりますよ。こんな企業に投資したいですね。)

 

日本国内において、東証1部に上場しているということは企業にとっての1番のステータスになっています。簡単に言えば東大合格みたいなものですから。

 

また、1部・2部とは別にジャスダック市場という市場があります。これは、証券取引所には属さない特殊な市場で、ベンチャー企業や、中堅企業などの比較的規模の小さな企業で構成されています。ジャスダック市場に上場している企業の株価は値動きが激しい場合が多いので、初心者は手を出さないほうが賢明です。

 

 

<日本国内の証券取引所>

東京証券取引所
(東証)
一部 日本を代表する株式市場。大企業向けの市場。国内の売買金額のうち約90%が取引されている。
二部 東証一部に上場する一歩手前の企業が上場している。中堅企業向けの市場。
マザーズ ベンチャー企業向けの市場。上場基準が甘め。
大阪証券取引所
(大証)
一部 関西に拠点を置く大企業向けの市場。
二部 大証一部に上場する一歩手前の、関西地区の中堅企業向けの市場。
ヘラクレス 関西の中堅・ベンチャー企業向けの市場。
名古屋証券取引所
(名証)
一部 東海に拠点を置く大企業向けの市場。
二部 名証一部に上場する一歩手前の企業が上場している。中堅企業向けの市場。
セントレックス 2001年にオープンした、ベンチャー企業向けの市場。
札幌証券取引所
(札証)
  北海道に拠点を置く、有力企業向けの市場。
アンビシャス 2001年にオープンした、ベンチャー企業向けの市場。
福岡証券取引所
(福証)
  北九州に拠点を置く、有力企業向けの市場。
Q-Board 2001年にオープンした、ベンチャー企業向けの市場。
ジャスダック
証券取引所(JQ)
  中堅企業やベンチャー企業向けの市場

 

 

日本の株式市場は東証1部を頂点にピラミッド構造になっています。ピラミッドの上に行くほど上場するための基準が厳しく、上場するのが難しくなります。

 

そのため、一般的にはピラミッドの上部に行くほど企業の規模が大きくなります。反対にピラミッドの下に行くほど、規模は小さくなります。(もちろん例外もありますが)

 

国内では東証が一番!!

 

初心者のうちは、東証1部東証2部などの、業績が安定している企業へ投資することをお勧めします。