株の投資スタイルを決める
株式投資で成功するためには投資スタイルを固める必要があります。
例え割高な株を買わなかったり、仕手株に手を出さなかったとしても、投資のスタイルが確立されていないと、継続的で安定的なリターンを株で出すことは難しくなります。
株式投資でしっかりとしたリターンを確保している人は自分なりのスタイルを確立しています。
保有期間から見たとき、投資のスタイルは「短期投資」「中期投資」「長期投資」の3通りに分かれます。
短期投資とは一般的に1日~数日の期間にわたって、株式を保有する投資のことを言います。巷で話題のデイトレーダーはこの短期投資の代表格です。
短期投資は非常に短い期間で売買を完結させるので、大きな損失を出すことがありません。そのかわり、1回の取引あたりの利益も少なくなります。
利益は少ないけれど、それを何回も積み重ねることによって、大きな利益を出すのが短期投資です。
短期投資で利益を出すためには、相場に張り付いていないといけないので、昼間の時間に仕事を持っている人が短期投資で生計を立てるのは限りなく不可能に近いでしょう。
また、取引に占める手数料の割合が極端に高くなるので、資金が豊富でないと話にならないという特徴があります。
このような理由であまり初心者にはお勧めできないのが短期投資です。
次に、中期投資についてみてみましょう。中期投資とは普通、半年~1年程度の期間にわたって株を保有し、投資をおこなうというものです。短期投資よりも保有期間が長いので、より多くの利益を出すことが出来ますが、その分損失も大きくなります。
企業の業績と株価の間に溝がある場合、その差が修正されていくのには、普通半年から1年の時間が掛かるので、企業の業績からみて投資すると中期投資になってしまいます。
最後に紹介するのが長期投資です。長期投資とは3年から10年。長い場合だと、自分が死ぬまで一生株を持ち続ける投資です。
利幅も非常に大きく、株価にいたっては2倍、3倍はあたりまえとして、10倍化やすごいときには100倍化することも少なくありません。
長期投資で成功できるかどうかは将来性のある良い銘柄を見つけられるかどうかに全てがかかっているといっても過言ではありません。
初心者におすすめするのは中長期の投資スタイルです。
大きくねらうのではなく、確実に利益を出せる投資スタイルをまずは確立しましょう。
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