もう病院に行けない?
ここまで、日本が抱えている借金(負債)の大きさや、人口の問題、年金の問題、消費税の話をしてきました。
これだけでも十分なくらい日本には不安があるというのに、日本はさらなる問題を抱えているのです。
次なる社会問題は医療問題です。私たちが最低限、安全に安心していくために必要な医療。
この医療も、日本という国が医療費を負担してくれているからこそ、現在のような値段で受けることが出来ています。(もちろん、国が出すと言うことは税金からということなので、結局は自己負担のようなものですが)
しかし、日本が慢性的な財政不足に陥っていることはこれまで十分すぎるほど説明してきました。今後、高齢化が進み更なる医療費増化が見込まれているので、台所事情は火の車でしょう。
あなたがもし病気になった時に、お金が払えなくて病院に行けないかもしれないとしたらどう思うでしょうか?
日本は現在のような医療を守ろうと思うと、これまで以上に医療費の補助を国から出す必要があります。国が出すということはその財源は税金です。
しかし、税金による財源が無いのはご承知の通りです。そうなってくると、やはり個人負担額の増加しか問題を解決する方法はありません。
現在、医療の負担は全体の医療費の20%です。
例えば、あなたが病気になったとして、病院に行き治療費として2000円払ったとすると、本当はその治療には10000円の費用が掛かっているのです。
慢性的な財源不足により、今後も医療費の個人負担割合が増加していくと考えられます。
虫歯や風邪程度ならばたいした問題にならないかもしれませんが、何十万、何百万も治療費がかかる病気になってしまったら・・・。
もう、病院に通えないかもしれませんね。
何はともあれ、健康でいるようにしましょう。
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