恐怖の消費税30%時代
あなたにおなじみの消費税
この消費税、現在は5%ですが将来的にはどれくらいになると思いますか?
現在、政府では消費税10%が議論されています。
「10%?高すぎるでしょ。今の2倍だよ」
と思ったあなた、とんでもなく甘いです。
今後、消費税は10%になった後も段階的に引き上げられていくと考えられているからです。これから10年、もしくは20年内に15%程度の消費税率は残念ながら達成されてしまうでしょう。そうしないと国が存続できないためです。
国の財源があらゆる点で足りないのはこれまでも説明してきました。政治の失敗の尻拭いをさせられるのは国民です。いつの時代も最後に泣くのは一般庶民なのです。
仮に消費税が15%になったとしましょう。
この事実がもたらす衝撃は想像以上に大きいです。
現在は内税表示が義務付けられているので、仮に今のままの内税表示で消費税があと10%あがったとすると(15%になったとすると)、全ての商品の表示価格が約10%上がることになります。
あなたが普段買っているものが全て10%増しであることを想像してください。
かんたんに言えば、あなたが今買っているもの全てを90%を掛けた額しかお金が使えなくなるということです。
家など買おうものなら、今まで4000万円で変えたものが4400万円です。
400万円といったら普通は年収の半分以上・・・。
国民に半年タダ働きしろと言うのですね、国は。
でも、実は15%でも実は十分ではなく、持続的に国家が運営していけるため(つまり、借金を減らしつつ国を運営していくため)には30%以上の消費税が必要だと言う議論もあります。
つまり、近い将来20~30%という非常に高い消費税率の国になるかもしれない(なる可能性が高い)国が日本だと言うことです。
これまで説明したとおり、日本は莫大な債務超過の国家です。(国が国民にものすごい借金を抱えている国であるということ)
健全な国の運営のためには、この借金を少しでも減らさなくてはなりません。国の収入にあたるのが税金ですから、借金返済のために国が行うものひとつが消費税の増税なのです。
歳入(国の収入)以上にお金を使っておきながら、歳出(国の支出)を抑えるような努力もろくにせず、収入を増やすために躍起になっているというのが何とも皮肉です。
研究者によっては消費税が35%以上にならないと、国の借金は減りはじめないとも説明しています。どちらにしても、10%で歯止めが効くほど生易しい財政状態では無いのです。
少し前に消費税が商品の中に含まれるという内税表示が義務付けられました。
これも実は将来的な大幅増税に対しての布石ではないかとも言われています。表示価格の中に消費税が含まれていれば消費者は税金をあまり意識することなく普段の商行動を行うためです。
だんだんと生活しにくくなってしまう国、それが日本なのです。
※補足
ちなみに、日本は消費税以外の税金も非常に高い国家として良く知られています。消費税以外にも、相続税や所得税の増税などによって、私たちの税負担は日に日に高くなっていくでしょう。
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