割高株【わりだかかぶ】

 

「割高株」とはその名の通り現在の株価が企業本来の価値から見て割高になっている株のことを言う。一言で「割高株」といっても、何に対して割高であるかによって、その意味は大きく異なってくる。

 

■利益に対して割高な場合

 

利益の金額と比較して割高になっている場合、PER(株価収益率)が高くなる。こういった場合は、今後の高成長を期待されている銘柄の株も割高になる傾向がある。

 

■資産に対して割高な場合

 

企業の保有している資産に対して割高になっている場合、PBR(株価純資産倍率)が高くなる。ただし、PBRは業種によって高い場合と低い場合があるので、単純な数字の比較は禁物である。例えば、工場や機械などの設備を多く必要とする業種では、PBRは低くなる傾向にあるし、ソフトウェア開発会社などの設備投資がほとんど必要無い会社では、PBRは高くなる傾向にある。これらは単純に比較できるものでは無いので注意が必要。

 

■同業他社に対して割高な場合

 

似たような、場合によってはほとんど同じ業務をおこなっている企業であっても、その人気や収益性の違いなどによって、割高感に差が出ることがある。

 

 

 

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