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タックス・ヘイブン

 

タックス・ヘイブンは英語で書くと Tax Haven で、和訳すると「租税回避地」となります。

 

租税回避地と言われても、いまいちピンときませんが、簡単に言うと「税金が免除されたり、納税の額が軽減される地域」のことを指します。

 

よくタックス・ヘイブン Tax Haven のことを タックス・ヘブン Tax Heaven と勘違いして、「税金天国」のことかと思われている方がいますが、ヘイブンとヘブンでまったく異なる意味なので勘違いしないで下さい。

 

ちなみに、ヘイブン Haven は「避難所」、 Heaven は「天国」という意味になります。

 

ただ、そうは言っても、タックス・ヘイブンが税金の天国であることには違いありません。
(フランス語ではタックス・ヘイブンにparadis ≒ 天国・極楽 という言葉が使われるくらいですしね。)

 

ご存知の通り、日本国内では株の売買で得た利益に対して20%の税金が掛かります。(現在は特例期間として10%に減額されています。ただし、これは景気の流れをみて、近い将来に戻るでしょう。)

 

これは、世界的に見ても非常に高い税率です。確定申告をすることで損益通算や損失の繰り延べがといっても、利益に対しては全て税金が掛かるのに対して、損失に対しての保証が無いのもいまいち納得できませんし。

 

タックス・ヘイブンは世界中の様々な地域にあり、代表的な例として知られるのがケイマン諸島やイギリスのマン島、ジャージー等です。

 

タックス・ヘイブンには4種類あり、それぞれで税金の仕組みが異なります。

 

タックス・パラダイス・・・・文字通り、税金が一切掛からない、無税の国や地域です。

タックス・リゾート・・・特定の業種に対して減税や無税となる国や地域。

タックス・シェルター・・・国外で得た所得に対しての税金が免除になる国や地域。

ロー・タックス・ヘイブン・・・条約締結国に対しての税率を下げている国や地域。

 

日本国内ではタックス・ヘイブン対策税制が導入されたこともあり、タックス・ヘイブンを利用した税金の回避はやや下火となっています。

 

しかし、自身の資産を安全に守るためには海外に自分の資産口座をつくるのもひとつの方法だと思います。