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平均取得価格を意識し過ぎる

 

平均取得単価というとこれから株をはじめようと思っている人や、はじめたばかりの人には、あまりなじみの無い言葉かもしれません。

 

平均取得単価とはその名の通り、平均いくらで1株を買い付けたかを表す価格です。
株は同じ2000株を買い付けるとしても、1度に2000株買い付ける方法と、複数回にわたって株を買い付ける方法があります。

 

例えば、2000株の株を買い付ける場合だと、株価が100円の時に2000株買い付ければ、平均取得単価は100円です。

 

一方で、1株が100円の時に1000株買い、150円の時に1000株さらに追加で買い付けたとすると平均取得単価は

 

( 100 × 1000 ) + ( 150 × 1000 ) ÷ 2000 = 125

 

ということで、125円になります。(計算を単純にするために売買手数料等は省きました)

 

このように、複数回にわたって株式の買い付けをおこなうと、平均取得単価は変動します。そして、その平均取得単価は各投資家によってまったく異なった金額になります。

 

あたりまえといえばあたりまえですが、市場で繰り広げられる売買には自分の平均取得単価などまったく関係ありません。

 

例え、あと10円で自分の取得価格まで届くと思っていても、無常に株価は下落をしはじめますし、一方で簡単に自分の取得価格など抜きさって株価が上昇をし続けていくこともしばしばあります。

 

あまり、自分の平均取得金額ばかりに目を向けていると、絶好の売買のタイミングを見逃すことになりかねません。

 

私もよくやりがちなので、自分への戒めもあって書いているのですが、私たち個人投資家が本来注目すべきは投資先の企業が持つ企業価値であり、事業の価値です。

 

企業の持つ価値から見て、今の株価が割安なのか割高なのかを見抜けるようになることはとても大切です。

 

投資した時の目論見とは違う方向に企業の業績や株価が動いた時には、素直に自分の判断の間違いを認め、損切りなりナンピン買いなりしたいですね。

 

概して、株式投資で安定した利回りを遂げている人は損切りが上手です。
株式投資で勝つためには自分のミスを認める素直さが大切だということですね。