損は最小限に抑える
株式投資をしていると、読みが外れて株価が下落することは日常茶飯事です。
プロのトレーダーであっても、勝ち続けることは不可能です。ましてや、素人の投資家であればどれくらいの勝率を出せるかは今更言う必要もないでしょう。
ただ、株は含み損を抱えていても、実際に株を売るまでは損失が確定しません。
そのため、「いつか株価は戻るだろう」という思い、下がり続ける株価を延々と持ち続け、塩漬け状態にしてしまうことは誰にでもあると思います。
この行動が、あなたの投資成績を劇的に悪化させていることに気付かなくてはなりません。
大概の場合、いったん下がり続けた株価が再上昇することはありません。仮に再び上昇したとしても自分が買った株価に戻るにはかなりの時間を要することがほとんどです。
投資の利回りは
投下資本 × 1回あたりのリターン(%) × 回転率
で表されます。
例えば、100万円を投資している人が、1回あたりの平均リターンが5%で、年に5回取引しているとすれば
100万円 × 1.05 × 5 = 125万円
となり、1年間で25%の利回りを得ていることになります。
塩漬け株をつくってしまうと、この回転率が劇的に悪化します。
このサイトでは中長期的な視点からの株式投資を推奨しているので、あまり頻繁な売買はお勧めしていませんが、わざわざ資金を目減りさせるような銘柄に長時間、自分の資金をおいておく必要はまったく無いのです。
管理人は含み損が5%を超えたら、いったん損切りするかどうかの判断をするようにしています。再び上昇すると確信があれば保有し続けることもありますが、損切りしてしまうことのほうが圧倒的に多いです。(10%を超えたら機械的に損切りします)
そして、波を超えたと思ったら再びその株を買いなおすようにしています。
損切りをしたとたんに株価が上昇し始めることも確かにありますが、それ以上に株価が下げ続けることのほうが多いため、結果として損切りは私の投資成績を高めるのに大きく貢献しています。
何より、含み損が増え続ける株を保有し続けることは、精神衛生上良くありません。
(株を長いことやっている人は一度は経験あるのではないでしょうか?)
損失を確定させて、新たな気持ちで投資を再開するほうがメンタル面でもメリットが大きいように思います。
損失限りなく少なくして、大きなリターンを目指しましょう!