景気が上向きの時
あたり前のことではありますが、景気が上向きの時は当然株価も上昇します。
景気の動向は日経平均やTOPIXの推移をみることで分かります。
景気が良いと企業の業績が良くなるので株価が上がるのはとても自然なことなのですが、この景気が上向きの時こそ、最も私たちのような個人投資家が気をつけなくてはならない時でもあります。
景気が良いと業績の良い銘柄から悪い銘柄まで全ての銘柄の株価が上がる傾向にあります。また、業績が良い会社であっても、その実力以上に株価が上がることも多々あります。
これが危ないのです。本来の価値よりも不当に高い金額で株を購入してしまうと、いったん景気が悪化し始めるとその株価には戻りません。
こうして永遠の塩漬け株が誕生します。
コツコツと積み上げてきた利益が全て無くなってしまう瞬間です。
株での資産運用において、一番してはならないことは好景気の時に割高な銘柄を買ってしまうことです。
景気が上向きの時はあくまでも保有銘柄の売りにつとめ、極端な買いは控えましょう。