業績の下方修正
企業が業績の下方修正を行ったとき。
これこそが、最もダイレクトに、そして短期間に株価を押し下げる要因のひとつです。
自身が発表した業績予想に対して、下方修正をするのですからそのインパクトは計り知れません。業績の下方修正は経営陣の質の低さを露呈するものであり、企業にとっては非常に恥ずかしい行為だと管理人は思います。
下方修正にも「見通しが甘かった」ものと「景気が予想以上のスピードで悪化した」ものとの2種類があると思います。
このうち、見通しが甘かったものは論外ですが、景気の後退が予想以上のスピードで進んだというものはある程度仕方ないかもしれません。
下方修正については、ここ数年、業績が好調で強気の予想をしていた企業の業績が悪化し、大幅な下方修正を行ったときが、一番株価が下がります。
あまりにも短い期間で急成長している企業はこのような事態におちいりやすことは覚えておくと良いでしょう。
企業が長期にわたって続けることの出来る成長は、どれだけ頑張っても前年比で8〜10%程度だと思います。
経営者が「3年で2倍の利益を目指す」というような類の発言をしはじめたら注意が必要かもしれません。