確定申告で節税する

確定申告

 

前のページで、「特定口座で源泉徴収あり」を選んでいれば、特に税務署に行って確定申告しなくても問題ないことは説明しました。

 

しかし、株で損失が出た場合は、特定口座・源泉徴収ありの場合であっても、確定申告することで税金を安くすることが可能です。

 

株を長期間続けていると、どうしても損失が出る年が存在します。損失が出た年は税金を支払う必要が無いのですが、特定口座のままだとこの損失を翌年以降に持ち越すことが出来ないので、さらにその翌年に利益が出てしまうと、その利益に対しては税金が支払う必要があるのです。

 

例えば、1年目に100万円の損失を出し、2年目に50万円、3年目に50万円の利益を出した人がいるとします。

 

自分がこの立場だったら、トータルで見るとそれぞれ100万円の損失と利益を出していることになるので、利益にだけ税金が掛かるのには少し納得できないと思います

 

そこで、損失の繰越控除というのが最大3年間認められています。

 

特定口座ではなく一般口座を開設して株の取引をおこなえば、この株による損失を最大3年間繰り越すことが可能です。

 

損失の繰越をするためには確定申告という手続きを税務署で行う必要がありますが、運用する金額が増えてきた場合は確定申告をして得られる利益のがくも非常に大きくなります。

確定申告することもひとつの手です

 

確定申告は確かに面倒ですが、それによって得られるメリットがある場合は積極的におこなうようにしましょう。