IBRD(国際復興開発銀行)
IBRD(国際復興開発銀行)は第二次世界大戦後に設立された銀行で、その目的は各国での経済面での復興を援助することです。
本部はアメリカのワシントンに置かれ、世界銀行の名前で一般には親しまれています。
設立当初は第二次世界大戦によって資金不足に陥ったヨーロッパ諸国に復興支援をするのが目的でしたが、ヨーロッパが経済的に自立した現在では、資金提供先が開発途上国にシフトしてきています。
IBRDは貸し付け条件が緩く、長期型の融資を基本としており、また贈与率や返済義務を持たない無償の援助が多いことから、開発途上国の発展に大きく貢献していると考えられます。
IMFとは異なり、プロジェクト単位での融資をすることが多く、また民間の機関に対して貸付をおこなうこともあります。
IBRDの資金源はIBRD債(国際復興開発銀行債)が多くを占めており、加盟国の出資金は割合が少ない状態となっています。