第3回 サラリーマンでも億万長者!複利の力

 

複利の力!

あなたは複利という言葉を知っていますか?

 

この複利さえ知っていればサラリーマンでも億万長者になることが可能かもしれません。

 

図とまず最初に複利と単利について説明していこうと思います。

 

 

 

単利

単利とは簡単に言うと、元本にだけ利子がつく計算方法です。言葉だけでは難しいと思うので、実際の例を出して考えてみましょう。

 

あなたが100万円の資産を単利10年間運用したとしましょう。1年あたりの運用利回りが10%の場合、あなたの資産は以下の図のように運用されていきます。

 

1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目 8年目 9年目 10年目
110
120
130
140
150
160
170
180
190
200

 

単利では元本にしか利子が付かないため1年目も2年目も3年目も利子は10万円しか付きません。単利の場合は元本が変わらないので、何年経っても毎年増える金額は10万円です。それぞれの年別の計算式は以下のようになります。

 

1年目 100万円 × 110% = 110万円
2年目 100万円 × 110% + 10万円(1年目の利子) = 120万円
3年目 100万円 × 110% + 20万円(2年目までの利子) = 130万円

 
10年目 100万円 × 110% + 90万円(9年目までの利子) = 130万円

 

 

複利

複利は元本だけでなく、前年までに付いた利子にまでまで全て利子が付く計算方法です。前年までの利子を全て再投資する形になるので、2次関数的に元本が増加していくのが特徴です。これも言葉だけで理解するのは難しいので、単利のときと同じように例を出して考えてみましょう。

 

複利で100万円の資産を単利で10年間運用したとしましょう。1年あたりの運用利回りが10%の場合、あなたの資産は以下の図のように運用されていきます。

 

1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目 8年目 9年目 10年目
110
121
133
146
161
177
194
214
235
259

 

8年で単利の場合の運用金額を超えてしまいました。同じ資産運用でも単利と複利ではこれだけの差が付くのです。これらを計算式で表すと以下のようになります。

 

1年目 100万円 × 110% = 110万円
2年目 110万円 × 110% = 121万円
3年目 121万円 × 110% = 133万円

 
10年目 235万円 × 259% = 259万円

 

今回はわずか10年での比較でしたが、単利と複利との差は年を重ねるごとに大きくなっていきます。例えば上記の条件で比較した場合、単利400万円になるだけに関わらず、複利の場合は1744万円にもなります。

 

株式投資の場合、たとえ利益を毎年一定額出せたとしても、その利益を全て使ってしまっていては単利による運用になってしまうので、大きなリターンは期待できません。

 

再投資の金額をどれだけ大きく出来るかどうかが、最終的な利回りを決定付けるのは間違いの無い事実です。

 

複利の力を身に付ければ、サラリーマンであっても億万長者になることは不可能ではありません。例えばあなたが今から株式投資をはじめるとして、初期投資金額100万円、年間60万円(月々5万円)の追加投資をして、年間の利回り10%で運用したとすれば資産は以下の表のように増えます。

 

1年目
5年目
10年目
15年目
20年目
25年目
30年目
100
527
1215
2324
4109
6984
11614

 

計算上では29年目に1億円を超えることになります。今回は初期投資金額100万円、追加金額が年間60万円と少なかったので時間が結構掛かっていますが、これらの金額を増やせばもっと短期間での達成も可能です。

 

普通に貯金した時の推移は下の表の通りですから、違いは明白ですね。

 

1年目
5年目
10年目
15年目
20年目
25年目
30年目
100
400
700
1000
1300
1600
1900

 

 

資産運用をはじめて29年目には総資産が1億円を超えることになります。この複利の力を利用すれば、サラリーマンのあなたが1億円の資産を作るのも決して夢ではないのです

 

早期に資産運用をはじめる大切さが以上のような例からも理解できるかと思います。
「複利の力」を味方につけて、幸せな人生を歩めるようにしたいですね!