第17回 アベノミクスと株式投資

      -株取引初心者への提言-

 

アベノミクスの効果もあって日本株の株価が回復して来ました。

 

民主党政権時代の2012年11月までは日経平均株価は8,500円~9,000円の間をうろちょろしていました。しかし、2012年12月26日に自民党の安倍晋三氏が内閣総理大臣に再就任してから(厳密には再就任する少し前から)株価の上昇が始まっています。

 

6月5日現在では、ピークの15,000円台後半から少し下げ、13,014円の終値をマークしていますが、依然として半年前と比較すると高い水準を保っています。

 

これもひとえに、安倍首相が打ち出した金融政策による円安の効果だと言われています。日本は皆さんが小中学校で習ったように、輸出産業に依存しており、外国への輸出価格に為替レートは密接に関係してくるため、円安であるのは当面、歓迎することであると言えるでしょう。(もちろん、個々人ではどの産業に自分が属してるかにもよりますが・・・)


本題はそこではありません。

 

タイミング良くこの期間に株をはじめて【ガッポリ稼いだ】方も少なくないでしょう。また、株価が上がっていく様子を見て、これから株式投資を始めたいと考えている初心者の方も同様に少なくないと思います。


株を通して利益が出ることそのものは、私は大変素晴らしいことだと思います。ただ心配なのは、「たいして知識もないにも関わらず、この期間にまとまった金額を稼いでしまった株初心者の方の将来」です。

 

人間、物事が簡単に進み過ぎると、思考力が低下します。自分は天才だと感じ、「まだ勝てる」「もっと稼げる」と欲が先行しがちです。今、日本中にこのような方がウヨウヨといらっしゃるのではないでしょうか?

 

私は「初心者に株の良さ・面白さ」を伝えるサイトを運営しているため、このように投資を甘く見てしまった人たちが、将来的に大切な資産を失ってしまう結果になってしまうことをとても危惧しています。

 

大体、冷静に考えて、たった7ヶ月間で8,000円台であった日経平均株価が15,000円台まで上昇するなんて尋常ではありません。もちろん、「与党が自民党に変わったこと」「日本の株式市場が本来の実力以上に投資家から低く見られていたこと」など、理由は数多くありますが、異常な状況であることに変わりはありません。

 

日経平均 アベノミクス

 

どうか、初心者のみなさん、くれぐれも株式投資を甘く考えないで下さい。株はしっかりと勉強し、リスクをコントロール出来るようなれば、世間で言われているようなギャンブルには成り得ませんが、状況を甘く見た方には、それだけ厳しい結果が返ってくるモノです。これから、株を買いたいと考えている初心者の方は、「有り金全部を株に変える」というリスクのあることは絶対にしないで下さいね!

 


 

株式や投資信託を使って資産運用をするためには、証券会社に口座を開設する必要があります。もちろん、どこの証券会社も口座開設は無料で行えます。維持手数料も掛かりません。

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